まちゃつの徒然日記

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生誕113周年

熊本市江津湖。周囲6キロのひょうたん型をしており、現在も1日に40万トンの湧水量(熊本市HP)がある。明治32年、湖の畔にある村長宅に女の子が生まれた。父斎藤平四郎、母亭のひとり娘は破魔子と名付けられる。破魔子は、後の俳人中村汀女。句作りに多くの題材を提供したのが、故郷の湖。『汀女句集』冒頭で「朝夕湖を見て育った。走る魚の影も水底の石の色も皆そらんじている。父母尚在ます江津湖畔に私の句想はいつも馳せてゆく」と述べている。熊本第一高女卒。玄関掃除の際に浮かんだ
   我に返り
   見直す隅に
   寒菊赤し
が句作りの始まり。18歳だったという。19歳で『ホトトギス』に初めて投句。20歳、中村重喜(大蔵官僚)と結婚。夫の転勤で東京、仙台、名古屋などに居住するも、東京に落ち着く。一時俳句から遠ざかるが、杉田久女の勧めで句作を再開するのが32歳。高浜虚子に師事し、34歳で『ホトトギス』同人となる。47歳、『風花』を創刊。80歳で文化功労者。日常や家事を正確で巧みな描写で詠む。「外(と)にも出よ触るるばかりに春の月」「咳の子のなぞなぞ遊びきりもなや」を教科書などでご覧になった方も多いはず。本日は、中村汀女〔1900(明治32)年4/11〜1988(昭和63)年9/20〕の生誕113周年に当たる。


   紫を帯びた緑の嘴は
   鳥にはあらねど極楽鳥花


それでは、本日のシャッフルクイズ。


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今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:タイガースなら、10や11。