まちゃつの徒然日記

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重誓偈(じゅうせいげ)

先日、埋葬の際に牧師が述べる祈りについて書いた。米国の葬儀に参列したことなど皆無だが、一度聞いただけでも「土は土に、灰は灰に…」の印象は強烈である。翻って日本。火葬前の読経で記憶に残ることばといえば、浄土真宗なら「南無阿弥陀仏」くらいだろう。「南無」は「帰命」と同義だから、「阿弥陀仏に帰依する」の意。他に思い出せないのは、記憶力が悪いせいではなかろう。牧師の祈りが意味を持つのに対して、僧の唱える経はほとんどの参列者にとって意味不明であることと無縁ではあるまい。真宗の僧が、火葬前に唱える重誓偈の冒頭を引用。意味分かりまっか?

(鐘二打)
我建超世願(がごんちょうせがーん)
必至無上道(ひっしむじょうどーう)
斯願不満足(しがんふまんぞーく)
誓不成正覚(せふじょうしょうがーく)…

われ超世の願を建つ(私は世に超えたすぐれた願をたてた)
必ず無上道に至らん(必ずこの上ないさとりを得よう)
この願満足せずば(この願をはたしとげないようなら)
誓いて正覚を成らじ(誓って仏にはならない)…

せめて書き下し文に改めた上で唱えないと、参列者には意味が伝わらないと思った次第である。


   死後さえも個性と無縁の日本人
   前にならえと都会の墓苑


それでは、本日のシャッフルクイズ。


巣鴨のウニ、なぜいやしいの?(スガモノウニナゼイヤシイノ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:品質の劣る安物を買えば、結局は金銭を…。