セロリの綴りを辞書と相談していたら、ET（地球外生命体）に行き当たった。セロリとETの取り合わせには、一見互いに縁もゆかりも無さそうに見える。が、「６次の隔たり」ということばがある。「知り合いを６人たどると、地球上の誰とでも繋がる」というもの。仮に民主党の市議に知り合いがいたとすれば、３人（市議、国会議員、野田首相）を介して４人目でオバマ大統領とだって繋がるというのである。実際、Facebook登録者同士であれば、５人以下というデータもあるらしい。早くETの話に移れって？ その前にセロリとの邂逅について述べねばならぬ。ものには順序がある。近所に中堅スーパーLが新しく開店したのがきっかけ。大手家電メーカーS本社及び工場の南側に隣接している。従業員狙いの「コバンザメ作戦」か。食いはぐれはないと見ての出店だろう。既存の中小スーパーは戦々恐々だが、買い物先が近くなった我が家の隊長はご満悦。Lといえば、最高経営責任者、Sのぶつぐが国政選挙にかつて立候補した。２度とも落選。当時の店舗の壁には大量のポスター。平仮名で大きく氏名を表示してある。でも、比例区の悲しさ。当方は立候補の事実にさえ気付かない。毎日眺めたが、毎度「Sの仏具」と誤読し、スーパーがなぜ仏壇屋のコマーシャルをするのかといぶかしんだ。鈍なるかな、まちゃつ。だが、１度目はJ党、２度目はM党やなんて、ちょっと節操がない気もする。このスーパーの店舗外壁には、四つ葉マークと“meat”“delicatessen”“vegetable”の看板が出ている。野菜だけは複数形で“vegetables”とせなアカンで、と独り突っ込みを入れていたから、隊長のお供をして確認に出かけた訳である。予想に反して、新店舗の看板にはちゃんと“s”がくっついていた。どこかの親切な御仁の指摘に、店側が早速対応したのであろう。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『久美と煙草（クミトタバコ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：口先が上手。
