まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「みずほ」603(3)

終着駅の鹿児島中央到着まで相客が静かだった前回とは裏腹に、今回は騒がしい旅となった。新神戸を過ぎると、それまで空席だった12番CDに身なりの良い婆さん2人が乗り込んできた。恰幅の良い炭素体2体の内、天辺が紫になった方は窓際に、石を輪にして(まちゃつ、ネックレスと呼ぶねんで!)ぶら下げた方が通路側に陣取った。温泉にでも出かけるからか、これがハイテンション状態。韓国男優で格好いいのは誰それなどと、主にネックレスが話しかけ、紫が賛意を示す会話のパターンは途切れることがない。後ろでボソボソやるくらいならいいが、耳が遠いからか声が大きめ。風景に集中しようと、六甲トンネルを抜けると同時に車窓に目をやる。第二神明と交差。事故多発の怖い加古川バイパスに続くルートやなぁ、と思う間もなく車両前方に「西明石駅を通過中」のLED表示が流れる。加古川鉄橋を渡る際には、山陽本線宝殿駅が見えるかもと期待したが見逃す。漢字で「宝殿」ならおかしくもなんともないが、アルファベットで“Hoden”とやるとドイツ人なら大笑い。(まちゃつ、下ネタ!)覆いを被せられているから、姫路城も見えない。聞きたくもない後方からの独演会にゆったりした気分も失せる。トフコさん特製の越後コシヒカリrice balls(おにぎりと書きや!)を取り出し朝食に及ぶ。気が紛れるかと思えば、Misfortunes never come singly.弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂である。小学2年生くらいと思しきじゃりを先頭に小1と年長のダンゴ3兄弟が侵入してきた。退屈したのか、『南蛮阿房列車』の著者宜しく車両検分を始めたらしい。出現頻度からして、どうやら先頭の1号車から最後尾の8号車までを往復している模様。時には走る。始末に負えない。(親は何しとるんや!サルは繋いで飼いなさい!)親の顔が見たいと思っていたら、何の祟りか、後刻ご「尊顔」を拝する「栄誉」に輝くことになる。


   裁判で天下国家と言った君
   反対するなら財源を言え


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『行くと紛う(イクトマガウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:殻を作る。