まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

『徒然草』第三十八段

「名誉や利益を得ようとあくせくして心静かに過ごす暇もなく、苦しんで生涯を過ごすことほど愚かなことはない。財産が多いとそれらに気を取られることも多く、自分の身を守ることがついおろそかになる。危害や面倒をわざわざ招き寄せる媒介である。自分の死後、積み上げた黄金で北斗星を支えようとも、子孫には厄介物となるだろう。贅沢な生活が、愚かな人々の目を喜ばせても無益である。大きな牛車、太った馬、黄金や宝玉の飾りなども、道理をわきまえた人の目には顰蹙ものと映るはずである。黄金は山に捨て、宝玉は淵に投げるのがよい。利益に心が惑わされるのは、この上なく愚かな人である」

現代にも当てはまる。自宅が火災に遭い、安全なところに一旦は避難。が、貴重品を取りに戻ってしまい犠牲となってしまう。震災時にも、すぐに徒歩で逃げて助かった人がいる反面、離れた場所に止めてある車を出そうとして逃げ切れなかった人もあったという。だが、財物を捨てよという意見には同意しかねる。捨てるほど持つ人は別。隠遁しても、兼好が日々の糧を得るのに汲々としていたとは思えない。恐らく肉体労働には従事していないだろう。少なくとも文章を書くゆとりはあった。心の平穏を保つことが大切だとすれば、ちょっとしたゆとりは必要だろう。食料や時間に限った話ではない。自分の生活を維持するのに手一杯なら、人を救えない。

7/8(日)のキンチョウスタジアムアメリカンフットボールの試合が挙行される。入れ替わり立ち替わり、走り、蹴る。タックルすれば倒れ込む。防具にヘルメット姿ときているから、ピッチはあらかた地肌がむき出しとなった。セレッソのファンが見ていれば、怒り心頭に発したか。6/9(月)8:30より夕刻まで、係員5名が修復に当たる。芝のはげた跡が痛々しい。

   アメフトに聖地を貸してはいかんぞな
   芝がずたずたキンチョウの夏


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『厚手、豪華(あつでごうか)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:人使いが高慢。