まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

堺刃物博物館

予想とは異なり、こぢんまりした2階建て。先ず、正面左側(1階南側)に入る。織機、自転車、火縄銃などの説明コーナー。見学者は、まちゃつとトフコさんの2人のみ。月曜にしても寂しすぎ。北側は土産物売り場。3千円から5千円の安物の包丁がずらりと並ぶ。まちゃつの好きな根昆布、とろろ昆布、おしゃぶり昆布なども発見。値段は安いものの、量が少ないのでパス。入口正面の階段を上がれば、2階展示場へ続く。踊り場の手洗いは狭く、同時に使用できるのは男女それぞれ1名。まちゃつなど初めてで勝手が分からないものだから、使用中の人がいるのに入ろうとして失敗したアル。反転して更に上る。先ず、包丁の製造過程の克明な解説が目に入る。ハサミ製造のように、1人の職人が仕上げまで担当するのではない。江戸時代に分業化された堺打刃物は、幾人もの職人の手を渡り完成する(刃金つけ、先付け、整形、焼き鈍し、粗たたき、仕上げおろし、摺廻し、泥塗り、焼き入れ、焼きもどし、歪み直し、荒研ぎ、バフ当て、本研き、裏研き、柄つけ)。値は張るものの、それなりの手順を踏んで製造されたものは、軟鉄の醸すくもりと鋼の輝きとの対照が美しい。諭吉さんが数人必要な品も見かける。目を引くのは、巨大出刃、太刀より長い直線状の刃物。マグロ解体に使用するものだと聞く。極端に長いものの反りがないので、日本刀とは似て非。包丁の研ぎ直しを有料でやってくれる。入場無料。火曜定休。P6台。阪堺電車(チン電)妙国寺前又は花田口下車。


今度会ったら、答えを言ってね。


『東風来ん、ウミウ(コチコンウミウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:律令国家の理念。