「♪デカンショー、デカンショーで半年暮らす。あ、よいよい。あとの半年、寝て暮らす。よーい、よーい、デッカンショ」デカンショ節である。実際には不明だが、大学の先生の気楽さを歌ったものと解釈できないこともない。だとすれば、背後にあるのは学生の羨望の眼差しか。例えば、デカルト、カント、ショーペンハウアー３人の話だけでも半年が過ぎる。６ヵ月分の給料が貰えるなんて、ええなぁという具合である。ところで、ショーペンハウアー（Arthur Schoenhauer）って知ってる？ ドイツの哲学者（１７８８年〜１８６０年）で、世界を「表象」と見なした人物。「表象」というのは、五感に基づいて意識に現れる外的対象の像のこと。ついてきてる？ ３種類あって、対象が現前している場合を知覚表象、記憶によって再生される場合を記憶表象、想像による場合を想像表象と呼ぶ。ショーペンハウアー流に言うと、「世界の根本原理は、生への盲目的意志。人間の生活においては意志は絶えず他の意志によって阻まれ、生きることは同時に苦を意味する。苦を免れるためには、意志を滅却し諦観する外はない」のである。そのアルトゥル・ショーペンハウアーがパーティで数人の女性から、「男と女とでは、どちらが賢いか」と尋ねられたという。アルトゥルは「女性だ」と即答し「だって、女性は男性と結婚する。だが、男性は女性と結婚するのですぞ」と続けたという。意味分からん？ 女性は、賢いから男性と結婚する。一方、男性は愚かだから女性と結婚するのだと。そういえば、「結婚とは、彼の権利を半分にし義務を２倍にすることである」との発言もある。女性蔑視と批判するのは簡単。でも、百年もさかのぼれば、女性はどんなに優秀でも大学に入学させてもらえない。デカルトもカントもショーペンハウアーも、結婚はしていない。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『海難、船員（カイナンセンイン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：多剤耐性菌は、怖い。
