まちゃつの徒然日記

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The Berkeley Pit

手つかずの自然が残ることで知られるモンタナ州。公害とは無縁のこの州で米国史上最悪の環境汚染が問題となっている。舞台となっているのは、西部にある鉱山町Butte(ビュート)。米国最大級の銅鉱山で、金、銀、亜鉛マンガンも産出した。北部のグレーシャー国立公園と南部のイエローストーン国立公園のほぼ中間地点に位置。“The Berkeley Pit”は露天掘り鉱山跡に残された、長径1600メートル、短径800メートル、深さ540メートルの巨大な穴である。“pit”は「穴」「採掘場」の意味だから、「バークレー採掘場」と訳せばよいか。米国最大の週刊ニュース雑誌“Time”に取り上げられる。見出しは“The Giant Cup of Poison”「巨大な毒のカップ」。1982年にいったん閉山。地下1100メートルに設置された排水ポンプも停止した。5600キロメートルに及ぶ地下トンネル内の帯水層からしみ出た汚水が、毎月1フィートの割で「カップ」に溜まり始める。汚水の成分は、ヒ素カドミウム、硫酸、亜鉛などの混合液で、pH2.5! すぐ側をインターステート15号線が走るだけでなく、ミシシッピ川の支流ミズリー川上流に位置するため、「カップ」から汚水が溢れれば、汚染が広範囲に及ぶことが懸念される。処理費用を負担させられるのは、鉱山会社でも株主でもない。国民である。小さ過ぎる政府も考えものやね。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『白い月日(シロイツキヒ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:福井県出身の歌手。