まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

啄木忌

本名は、一(はじめ)。1886(明治19)年2/20〜1912(明治45)年4/13。肺結核で亡くなっている。苦しい生活の中で、従来にない短歌を創作しようと考えたに違いない。安穏に暮らせていれば新形式など模索するはずがないからだ。『悲しき玩具』から、口語をまじえた独特の3行分かち書きを引用する。悲しき玩具とは、短歌のこと。

おれが若しこの新聞の主筆ならば、
やらむ―と思ひし
いろいろのこと!
啄木が、自分の能力を信じ誇りを抱いていたことを窺わせる。

月に三十円もあれば、田舎にては
楽に暮らせると―
ひょっと思へる
「万」が無いだけで現代と同じ?

百姓の多くは酒をやめしといふ。
もっと困らば、
何をやめるらむ。
サラリーマンの小遣いが減らされている昨今。

やや遠きものに思ひし
テロリストの悲しき心も―
近づく日のあり
99年前にも既に「テロ」の語。

その親にも
親の親にも似るなかれ―
かく汝が父は思へるぞ、子よ。
親に似ぬ子は無いというに。鬼っ子になれというのだろうか。

それならば生命が欲しくないのかと、
医者に言はれて
だまりし心!
最期まで命は惜しい。今日は啄木忌。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『寝たぷり恨む(ネタプリウラム)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:名古屋に凄いのが出現。