まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

クオーツ

時計が貴重品でだったまちゃつの子ども時代。腕時計ならなおさら。でも、秒針のついたものに出合うことは稀。秒針付の高級時計にお目にかかると、もの珍しさも手伝って暫く見入ってしまうほどである。ただし、現在のように1秒1秒を正確に刻むタイプではない。1秒ずつ正確に時を刻むのは、午前7時と正午の時報の際にテレビ画面で見られるNHKの時計くらいしかない。セイコーHPに依れば、このNHKの時計もセイコー製。1959年、セイコーが開発した最初の水晶発振式(クオーツ)時計は、タンス並みの巨大なもの。放送局に納入されたという。1962年、船舶用に開発されたクオーツは45センチ四方で30kgと小さくなる。小型化は更に進む。アポロ11号が月面着陸に成功した1969年、世界初のクオーツ腕時計を発売。1ヵ月の誤差5秒、45万円だったという。まちゃつが30年以上愛用しているのは、1974年発売のKクオーツ。1年間放っておいて、30秒も進むことは稀。かなり正確。クオーツ時計の原理は、1880年頃に遡る。水晶の切片に電気を加えると、目にも留まらぬ速さで規則的に振動(圧電効果)。ピエール・キュリーにより発見されたという。後に夫妻共にノーベル賞を受賞。この規則的な振動をもとに正確な1秒を導き出して、時計に応用したという訳。ノーベル賞受賞者の業績と市井の人々との生活が直結している一例である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『マジに凪ぐよ(マジニナグヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:日本最西端。