まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

『あらしのボートレース』

桜井くんも二宮くんも出てこない。小学生の頃、国語教科書に載ったドキュメンタリーである。1957年5月12日、荒天の隅田川で行われた第26回早慶対抗エイトを元にしている。エイトは、漕ぎ手8人、舵手1人で構成されるレース。最もスピードが出るためボートレースの花形と言われる。最近は3000m程度の距離で実施されるようだが、この年は6000m。降雨の中で白波が立つ川面は、レース開催が危ぶまれる程の悪コンディション。浸水が懸念された。慶応は、前年に行われたメルボルンオリンピックに日本代表として出場した選手を含む強豪。「普段の力を発揮できなければ、相手に失礼」と考え、浸水してもボートが沈む前にゴールする作戦で臨む。一方の早稲田は、「レースに負けても絶対に艇を沈めるな。沈めばボートレースではなくなる。浸水すれば、4人で水をくみ出し残りの4人で漕ぐ」方針を固めていた。レースは、予想通り慶応がリード。浸水すれば漕ぎ手が4人となる早稲田は、両国橋付近ではどんどん引き離される。が、駒形橋を過ぎた辺りで形勢逆転。浸水が激しくなった慶応艇は失速。前代未聞の沈没に審判は早稲田勝利の裁定。早稲田は好天での再レースを提案するが、慶応は敗北を認め結局再レースは行われなかったという。スポーツマン・シップを象徴する出来事である。この実録を企業経営や組織の運営に当てはめて考えたくなるのは、まちゃつだけではあるまい。


それでは、本日のシャッフルクイズ。その前に陽らんさん、
お誕生日おめでとうございます。


『蛇もロング(ヘビモロング)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:酸素を運ぶ。