まちゃつの徒然日記

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海軍兵学校

NHKドラマ「坂の上の雲」のロケが行われた江田島を訪問したことがある。四半世紀も前のことで、現在は海上自衛隊第一術科学校となっている。住所がちょっと変わっている。「丁目」「番」「号」が無い。「広島県江田島市江田島町」までは普通だが、その後に続くのは「国有無番地」。格好いい! 呉からフェリーで渡り、あとはバスを利用。見学開始30分前に正門に到着。手続きを済ませる。大講堂、海軍兵学校生徒館、教育参考館等を案内してくれる。所要時間は1時間半。軍隊は大まかに下から「兵」、「下士官」、「士官」で構成されるが、兵学校は士官養成機関である。卒業生は約1万2千名。体力・知力共に優れた男子が選抜される。海軍のエリートを養成した。競争率が20倍超の年もあったらしい。受験できるのは16歳から19歳で、要求された学力は中学4年修了レベル。身体検査と運動機能検査をパスした生徒だけに筆記試験が科される。結果は当日発表。初日に数学。合格者だけが2日目の英語(和訳)と歴史を受験。同様に3日目は物理、4日目は化学と国語、5日目が英語(英作と文法)と進み、最後に面接が実施された。卒業成績順に出世。同期(クラス)でも上官とその部下になることがあったが、職務を離れれば対等でクラスの結びつきは非常に強く、家族かそれ以上。戦死者が出るとクラスの生き残りが全力で遺族を支援。野坂昭如原作「火垂るの墓」にあるような、巡洋艦の艦長の子弟が餓死する話など考えられないと主張する人(宮崎駿)もいる。東大・京大レベルか、それ以上の学校が戦前には存在した。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『いんだ目線(インダメセン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:毎朝使用。