先進国同士がいつも皆仲良しという訳ではない。利害が錯綜し、対立することもある。話し合いでの解決を目指すけれども、そんな折には、相手国を少しは罵りたくもなるというもの。“Frogeater”「カエル野郎」とアメリカで言えば、フランス人に対する蔑称だ。フランス人だって負けてはいない。「生水を飲むのは、カエルとアメリカ人だけだ」アメリカ人を侮蔑する時のことば。お茶代わりにワインを飲む国民だけのことはある。国民１人当たり年間６０リットルも消費！ 日本では、２，３リットルというところか。ペーダ先生が“I don't like to drink tap water.”「（蛇口から出てくる）生水は飲みたくない」とおっしゃったことがある。鉛管問題や水道水中のトリハロメタンが話題になる以前のことであり、浄水器を取り付けている家庭は稀だった。安全な日本の水は外国船にも評判で、神戸に寄港すると必ずKobe Water（実際は淀川の水）を積み込む。怪訝な表情で理由を尋ねる学生。“Because there are tremendous number of fish in the river and they make love in the water.”“So what?”“Oh,alas! Japanese people are lacking in imagination.”日本の河川は、アメリカと比べれば「滝」である。また、年間１０００ミリちょっとのボストンに比べ降水量も多い。大雨でも降れば、水はその日の内に海に流れ出てしまう。先生の心配は杞憂だったか。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『鬢髪返せ（ビンパツカエセ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：やめられない、止まらない。
