まちゃつの徒然日記

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日本の「へそ」

日本の中心はどこ? 手を挙げている都市は多い。例えば、栃木県田沼市。北海道から九州まで、太平洋側の海岸線の長さを割り出し中心を出す。同様に日本海側の中心を割り出す。両地点を結んだ中心が含まれるから、我こそは日本の中心であると主張。山梨県笛吹市。日本の中央、山梨県の中心だから自分の市こそふさわしいと宣う。北海道から九州を含む円を描き、その中心こそ日本の中心であるべきだと言い張るのは、群馬県渋川市岐阜県郡上市は、日本の人口の重心が主張の根拠。一歩リードしている感があるのは、兵庫県西脇市。東経135度と北緯35度が交差する地点であることが理由。旧陸軍参謀本部陸地測量部が測量し、交差点標柱を建てているおまけまで付いている。
表現の自由が最大限保障されている日本国だ。町興しの話題作りにもなるし、誰も傷つけないからどんどん手を挙げればいい。しかし、そんなことをしなくても日本の「へそ」は明治25年に既に決められている。東京都港区麻布台2−18−1がその地点だ。正確に書くと、東経135度44分28秒.8759。北緯35度39分29秒.1572。ここに、東京天文台(現国立天文台)の子午環(meridian circle)があり、日本経緯度原点に決めたという。子午環というのは、星が子午線を通過する時刻と高度を測定する一種の望遠鏡。経緯度1秒は、約30mであり、1/10,000秒は、約3mmに相当するそうだ。ロシア大使館敷地の裏手にあるため、警察の物々しい警戒の中を近づく必要有り。そんなの平気だという方にお勧めする。



それでは、本日のシャッフルクイズ。
ヒント:テレビ朝日、番組名。


『点数ほしー、どうよ(テンスウホシードウヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。