2014-12-08から1日間の記事一覧
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百六十九段。 「宮中で夜警の武士が時刻を奏上するのを聞くのは、趣ふかくおもしろい。寒さきびしい冬の夜など、ごろごろと沓を鳴らしながら摺り足で近づき、悪魔払いの弓弦を音高く鳴らして、「何のなにがし、…
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百六十九段。 「宮中で夜警の武士が時刻を奏上するのを聞くのは、趣ふかくおもしろい。寒さきびしい冬の夜など、ごろごろと沓を鳴らしながら摺り足で近づき、悪魔払いの弓弦を音高く鳴らして、「何のなにがし、…