「急ぐ事あるをりに、長言する客人（まらうと）。あなづらはしき人ならば、『後に』などいひても追ひやりつべけれども、さすがに心はづかしき人、いとにくし」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十五段。
「世の中には憎らしいものがたくさんある。まず、急用があるとき、ふらりとやってきて、長っ尻するお客。これには閉口する。軽くあしらってよい相手なら、『いま忙しいの。あとで出直してきてよ』と追い出すこともできるが、気のおける客ではそうもいかない。いらいらをこらえながら応対するのは、不愉快なものである」
今時の「にくきもの」。商店街を駆け抜ける自転車乗り。ご近所のK川、S和本通、M田辺などに出かければ、常に出くわす。「アーケード内では、自転車を降りて押してください」とあるため、通行人の大半は掲示を遵守。が、不心得者が少なからず存在。歩く側が緊張を強いられるから、不愉快この上ない。
リスニング
中座し京医に
受かる人
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『賛同し、府移転か？（サンドウシフイテンカ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：土地や家屋の評価。
