陸地測量部による２万分の１地形図の９回目。
編纂された明治３１（１８９８）年は、日清開戦の４年後に当たる。中心部に目を移すと、大阪城内に鎮臺（ちんだい）の大きな文字。二重丸中の黒星が、鎮臺（師団司令部）を表す記号。整然と建ち並ぶ構造物には、何れにも斜線が入っている。大型の建築物だと分かる。陸軍が「鎮臺」を「師団」と改称したのは、明治２１年のこと。１０年も経過しているのに、地形図上は「大坂鎮臺」のまま！ お粗末の一語に尽きるが、改訂作業が追いつかなかったのだろう。因みに、海軍は太平洋戦争の敗戦まで「鎮」を死守。「鎮臺」ではなく「鎮守府」と呼ばれ、横須賀、呉、佐世保、舞鶴の４ヵ所に設置されていた。
「芸達者」
斗酒の名残か
二歩を打ち
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『予言、家事用事（ヨゲンカジヨウジ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：かけわるたすひく。
