１２５年前の今日、１８８６（明治１９）年１０／２４、暴風の吹き荒れる潮岬沖で起きる。横浜から神戸に向かっていたイギリスの貨物船ノルマントン号が座礁。沈没の際、船長以下イギリス人船員及びドイツ人乗客は救命ボートで脱出。置き去りにされた日本人乗客は２５名全員が溺死。在日神戸イギリス領事が行った裁判では、船長を含め全員が無罪となる。船長の責任を追及する国内世論が沸騰。井上馨外務卿が殺人罪で起訴するよう抗議。事態を重くみたイギリス本国が再審を決定。再審で在日横浜領事はJohn William Drake船長に禁固３ヵ月を申し渡したという。治外法権撤廃が日本人に強く意識されるきっかけとなった事件である。船主のマダムソン・ベル汽船会社と何かの縁があったのだろう。船名と同じNormantonという地名がイギリスにある。ロンドンの北北西３００キロ、マンチェスターからは東北東へ６０キロ、刃物製造が盛んなシェフィールドからは北へ４０キロに位置。ウェークフィールド市に所属する、人口２万人の町である。SV（ストリート・ビュー）を使ってHigh Street、Queen Street、Princess Street、Church Streetなどをうろつく。茶系の２階建てや連棟が続く住宅地で道は狭い。路上駐車が多いが、高級車の姿は見かけない。目立つ場所といえば、１２５６年には確実に存在したNormanton Church。ノーマントン教会は、垂直様式と呼ばれる独特のフォルムを持つ。船名はこの教会に因むのかもしれない。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『財宝拝見（ザイホウハイケン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：軽微な秩序違反行為を取り締まる。
