札幌駅のコインロッカーが一杯。仕方なく旅行用バッグを持って北大植物園を歩いた。疲労困憊。前夜は連絡船泊のため、４時間しか寝ていない。疲れるはずだ。地下鉄大通公園駅を降り、予約してあるビジネスホテルへ向かう。５分歩いた頃からホテルの看板を探し出し、１０分経った頃不安になった。見つからない。初めての土地でも、方向感覚には自信がある。電話で確認した時、フロントが「西へ歩いて７，８分」と確かに言った。太陽が西に傾いている。方角は合っているはずだ。道も間違いない。見つからないとすると、電話に出た係員が西と東を間違えて伝えたのかもしれない。そう考えると、バッグを抱えて来た道を東へ小走りで進む。駅まで戻り、更に東へ１０分急ぎ足。やはり、見つからない。やっぱりさっきの道だろうなと思い直し、今度はとぼとぼ駅へ。初めに西へ１０分歩いた地点に戻ると、２０ｍも進まないうちに目的のホテルがあった。建物は、道路からセットバックしており、看板はホテルの正面からでないと見えない位置に設置されていた。残ねーん。駅から遠いホテルなのに、必要な距離の５倍歩き、そのまま部屋で眠ってしまった。目が覚めると、午後９時、レストランは閉まった。明日は早くから支笏湖に行く。何か食べておかないと。外に出るのは煩わしいので、唯一開いている地下のバーへ。カウンターにつき、ジョッキで生ビールを注文。つまみに頼んだのが「生ハム」である。普通のハムだろうと思っていたら、違った。透明なガラスの皿にかき氷が入れてあり、その上に野菜とハムが盛りつけてある。３００円弱だったか。一口食べて、その甘味に感動。生ハムは薫製だが、火は通っていない。帰阪後、何度もスーパー等で買い求めたが、塩辛いだけで、生ハムの名が泣く。北海道でないと賞味できない味なのか。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『良いうどん（ヨイウドン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：広いよ。
